パリ観光のモデルコースをご紹介。
今回のテーマは
「穴場美術館を巡る！フランスのアートを満喫する一日」
です。
このコースのポイント
- 目的地は５ヶ所
（ジャックマール・アンドレ美術館、ニシム・ド・カモンド美術館、ロマン主義美術館、ギュスターブ・モロー美術館、ドラクロワ美術館） - アーティストや貴族が実際に暮らした邸宅美術館を見学、調度品を中心に絵画や邸宅の美しい装飾を堪能
- 穴場の美術館
こんな方におすすめ！
・定番の美術館はすでに訪れたことがあり、よりディープなアート巡りをしたい方
・18世紀頃のヨーロッパのインテリアや調度品が好きな方
・アーティストがどんな家に暮らしたのか興味がある方
・邸宅美術館が好きな方
目的地１：ジャックマール・アンドレ美術館
ブルジョワが暮らした邸宅に作られた美術館
ジャックマール・アンドレ美術館は凱旋門から徒歩15分ほどのところにある美術館です。
邸宅をそのまま美術館にしたこの建物は、一つ一つの部屋も装飾が美しく見応えたっぷりで、パリにある邸宅美術館のなかでもイチオシです。
邸宅の持ち主だった夫妻はアート収集に情熱を注いでおり、二人が生涯をかけて集めたコレクションが展示されています。
妻のネリー・ジャックマールは自画像画家として活躍したアーティストでもありました。
展示する作品はフランス芸術にとどまらず、世界中から収集された絵画や調度品を鑑賞できます。
ジャックマール・アンドレ美術館についてはこちらをチェック！
ジャックマール・アンドレ美術館 – 美しい邸宅美術館の見どころ・営業時間・チケット情報
近くにあるおすすめスポット
公園
観光客にはあまり知られていませんが、地元のパリっ子に人気のモンソー公園がすぐ近くにあります。
季節ごとにきれいな花が植えられ、芝生もきれいに整えられているので、夏はピクニックをする地元の人で賑わいます。
モニュメント
15分ほど歩くとパリを代表するモニュメント凱旋門があります。
せっかく近くにいるので、見たことがない方は少し足を伸ばして凱旋門まで行ってみてください。
また、凱旋門は見た事はあるけど屋上には登ったことがない、という方はこれを機会にぜひ登ってみましょう。
凱旋門についてはこちらをチェック！
おすすめランチ
ジャックマール・アンドレ美術館併設のレストランでランチ
ジャックマール・アンドレ美術館はレストランも併設しています。
邸宅だった当時に食堂として使われていた場所がレストランとなっており、美しい絵画やタピスリーに囲まれた空間で食事をいただくことが出来ます。
パリジャンにも人気で、週末は行列ができるほどですが、予約を受け付けていないのが難点です。
レストランは11：45からなので、開店時間の少し前に行くといいでしょう。
パティスリーとカフェメニューも豊富なので、ティータイムに利用するのもおすすめです。
目的地２：ニシム・ド・カモンド美術館
フランスの18世紀後半の調度品を展示する邸宅美術館
イスタンブール出身のアートコレクター、モイズ・ド・カモンドが暮らした邸宅に、彼自身のコレクションが展示されています。
モイズは18世紀のフランスの家具調度品を特に好んでおり、美術館ではパリでも有数の美しいインテリアコレクションが鑑賞できます。
マリー・アントワネットのプチ・トリアノンから着想を得て作られたという邸宅は、左右対称の正面ファサードがまさにプチ・トリアノンを思い出させる優雅な造りです。
それほど広くはない美術館には、贅沢な調度品・装飾がギュッと凝縮されており、見応えたっぷりです。
ニシム・ド・カモンド美術館の詳細はこちらをチェック！
目的地３：ロマン派美術館
パリの喧騒を忘れさせてくれる素朴な美術館
オランダ人画家アリ・シェフェールの邸宅に作られたのがロマン派美術館です。
ここまでに見た邸宅美術館とは違い、豪華な装飾の邸宅ではありません。
まるでフランスの田舎街にやってきたようなかわいらしい外観の美術館です。
展示作品は、シェフェール自身の絵画に加え、彼にゆかりのある人物の芸術品が並んでいます。
中庭にはイギリススタイルのカフェRose Bakeryが併設されており、こちらもおすすめです。
アート巡りで歩き疲れたら、こちらで一息つきましょう。
緑に囲まれた中庭は落ち着いてくつろげる場所です。
ロマン派美術館の詳細はこちらからチェック！
目的地４：ギュスターブ・モロー美術館
モローのアトリエ兼自宅の邸宅美術館
モローがアトリエ兼自宅として家族と暮らした邸宅をそのまま美術館にした邸宅美術館です。
モロー自身が生前から美術館にするために準備を進め、彼の死後に美術館としてオープンしました。
館内には、彼の作品やモローの家族との思い出の品が所狭しと展示されています。
美術館オープンのために増設された３階部分に設えられた、曲線が美しい螺旋階段も見どころです。
モローの意思を尊重し、開館から100年以上が経つ今でも、館内の作品配置や調度品類はオープン当時のまま保たれている貴重な美術館です。
ギュスターブ・モロー美術館についてはこちらをチェック！
近くにあるおすすめスポット
教会
すぐ近くにサントトリニテ教会があります。
ナポレオン3世統治時代のパリ改造計画の時期に作られた教会で、荘厳な外観のローマ・カトリック教会です。
サントトリニテ（Sainte-Trinité）は聖三位一体を意味しています。
ショッピング
たくさんの大型ショップや百貨店が並ぶオペラ地区までは徒歩10分ほどです。
オペラ地区には人気の百貨店ギャラリー・ラファイエットとプランタンがあるので、ショッピングをするのもいいですし、百貨店内にはカフェもいくつか入っているので、お買い物がてらカフェで一息つくことも出来ます。
右：ギャラリー・ラファイエット
目的地５：ドラクロワ美術館
ドラクロワのアトリエ兼自宅の邸宅美術館
ドラクロワが晩年を過ごしたアトリエ兼自宅が美術館として公開されています。
この自宅はドラクロワが息を引き取った場所でもあります。
自宅の奥には外階段が着いており、ドラクロワが気に入っていたという中庭と、彼のアトリエへアクセスできます。
ドラクロワが暮らした空間をそのまま感じることができる美術館です。
近くにあるおすすめスポット
ドラクロワ美術館を見終わる頃には夕方になっているはずです。
レストランは19時に開くところがほとんどなので、おそらく夕食までは少し時間が出来ると思います。
空いた時間でサン・ジェルマン・デ・プレ地区の老舗カフェや教会など美術館以外の場所もぜひ楽しんでください。
また、サン・ジェルマン・デ・プレ地区には人気のショップもたくさんありショッピングにも便利な場所なので、パリでお買い物を楽しみたい方はぜひ気になるショップへ入ってみましょう。
特におすすめの場所を紹介します。
ドラッグストア
有名な激安ドラッグストア シティファルマが徒歩圏内にあります。
コスメ・スキンケアグッズを買う予定の方はぜひここで。
老舗カフェ
近くにはレ・ドゥ・マゴ、カフェ・ド・フロール、ラデュレと三つの老舗カフェがあります。どこも長い歴史を持ち、観光客に人気のカフェです。
教会
パリ最古の教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会と、ドラクロワの絵画を見られるサン・シュルピス教会にもぜひ行ってみましょう。
ロマネスク様式の厳かな雰囲気のサン・ジェルマン・デ・プレ教会は、1014年に建てられたもので1000年以上もの長い間パリを見守ってきた歴史ある教会です。
サン・シュルピス教会はノートルダム教会に次ぐパリで2番目に大きな教会で、内部にはドラクロワによるフレスコ画があることでも有名です。
ドラクロワがサン・ジェルマン・デ・プレ地区のアパルトマンに移り住んだのは、このフレスコ画を描くためです。
セーヌ川
ドラクロワ美術館からセーヌ川まではすぐです。
天気が良ければぜひセーヌ川沿いを散歩してみてください。気持ちがいいですよ。
公園
パリジャンに人気の公園、リュクサンブール公園もおすすめです。
フランス様式とイギリス様式の混ざった美しい公園です。至るところに彫刻が置かれ、花は季節ごとに植え変えられ、いつ来ても楽しめます。
ディナーにおすすめの場所
サン・ジェルマン・デ・プレ地区で夕食
ドラクロワ美術館からすぐ近くのオデオン駅周辺には飲食店がたくさん集まっています。
ご飯時にはたくさんの人で賑わい、ディナーにおすすめのエリアです。特にビュシ通り（Rue de Buci）周辺がにぎやかです。
カジュアルなお店が多いので、気軽に食事ができます。
お疲れさまでした！
パリを満喫できたでしょうか。。。？
メインの目的地の他に、近くのおすすめスポットも紹介しているので、プランをアレンジして自分の好みにあったものに変更することも可能です。
ぜひ参考にしてくださいね。
