ブルス・ドゥ・コメルス(商品取引所) ピノーコレクションは2021年5月にオープンしたパリの現代アート美術館。フランスの実業家ピノー氏がこれまでに収集したアートコレクションが展示されています。
パリの新しいアートスポットであるブルス・ドゥ・コメルスの見どころや営業時間、チケット予約方法などをご紹介していきます。
目次
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Klook.comパリの現代アート美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」とは?
ブルス・ドゥ・コメルス(Bourse de Commerce・商品取引所)ピノーコレクションは、2021年5月にオープンしたパリの注目スポットです。フランスの実業家フランソワ・ピノー氏が長年にわたって収集した現代アートコレクションを展示する美術館として誕生しました。
パリ1区のレ・アール地区にあるこの美術館は、16世紀から続く歴史ある建物を安藤忠雄氏が改装したことでも話題になり、パリジャンからも大きな注目を集めました。オープンから数年立った今も、週末には行列ができるほどの人気ぶりです。
貴重なコレクションと圧巻のガラスドームが織りなす、パリでしか体験できない特別な空間はぜひ観光プランに組み込みたいスポット!
ブルス・ドゥ・コメルスはどこにある?

ブルス・ドゥ・コメルスがあるのはパリ1区、レ・アール地区です。
周囲にはルーヴル美術館やパレ・ロワイヤル庭園、ポンピドゥー・センターなど、観光スポットが点在していて、観光ルートに組み込みやすいのがうれしい。
ブルス・ドゥ・コメルスへの行き方・最寄り駅
ブルス・ドゥ・コメルスへは地下鉄で行くのが便利です。
最寄り駅は複数の地下鉄・RERが通るシャトレ駅(シャトレ・レ・アール駅)と地下鉄1番線のルーヴル・リヴォリ駅。
シャトレ駅(シャトレ・レ・アール駅)は複数の路線が通っているので、パリのどこからでもアクセスしやすく便利です。ルーヴル・リヴォリ駅の1番線はパリを横断する線路で、観光客がよく利用する路線です。
【ブルス・ドゥ・コメルスの場所を地図で見る⬇️】
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ブルス・ドゥ・コメルスの営業時間・定休日
ブルス・ドゥ・コメルスは11時から19時まで営業しています。定休日は火曜日です。
毎週金曜日は夜間営業日となっていて、21時まで見学できます。
さらに、毎月第一土曜日は無料の夜間営業日となっていて、17時から21時のあいだは無料で入場できます。
ブルス・ドゥ・コメルスの所要時間はどのくらい?
ブルス・ドゥ・コメルスは展示内容によって所要時間が変わってきますが、基本的には1時間30分ほどみておけばOK。映像展示や体験型展示が含まれる場合があるので、その場合にはプラス30分。
ブルス・ドゥ・コメルスは建築物としても興味深いので、じっくり見たい人は1時間45分ほど予定しておいて。
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ブルス・ドゥ・コメルスの入場料・チケット予約
ブルス・ドゥ・コメルスの入場料は15€、18歳未満は無料です。
ブルス・ドゥ・コメルスのチケット予約方法
チケットは公式サイトやツアー・チケット予約サイトで予約することができます。
予約は必須ではありませんが、バカンス期(7・8月、クリスマス前後など)や週末は事前に予約しておくのがおすすめです。
18歳未満は無料ですが並ばず入場するには予約が必要です。入場時には年齢を証明できるものを求められることもあります。パスポートなどを持っていきましょう。
ブルス・ドゥ・コメルスの公式サイトは日本語に対応していますが、チケット購入ページは英語とフランス語のみです。ツアー・チケット予約サイトは日本語にも対応しているので、言葉が不安な人はそちらを利用するといいですよ。
ツアー・チケット予約サイトは基本的に公式サイトの料金と同じで手数料等もかかりません(例外あり)。各サイトでは実際に訪れた人のレビューやクチコミが見られるので、ブルス・ドゥ・コメルスに行こうか迷っている人は参考にするといいですよ。
パリミュージアムパスは使える?
パリミュージアムパスとはパリとパリ近郊で使える観光パス。このパスを持っていると対象の観光施設や文化施設をチケットなしで見学でき、周ればまわるほどお得になります。
残念ながら、ブルス・ドゥ・コメルスはパリミュージアムパスの対象外ですが、パスが気になる!という人は関連記事を見てみてくださいね。
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ブルス・ドゥ・コメルスの見どころ
1.ピノー氏の貴重なアートコレクション
ブルス・ドゥ・コメルスをオープンさせたピノー氏は有名な現代アートのコレクター。ヴェネツィアにもパラッツォ・グラッシとプンタ・デ・ラ・ドガーナの二つの美術館を所有しています。ブルス・ドゥ・コメルスは彼の三つ目の美術館です。


ピノー氏のコレクションは、絵画、彫刻、写真、映像作品など多岐にわたります。美術館に並ぶのは、そのなかから厳選された作品たち。シーズンごとに違った作品が展示されるので、毎回新しいアートに出会えるのも魅力です。
手すりに止まっているハトは飾りかと思いきや、アート作品の一つで剥製だそう。
2.圧倒的な美しさのガラスドームとフレスコ画

美術館の中央にそびえる美しいガラスドームは、1889年のパリ万博に向けて造られたものです。圧倒的な美しさを放つガラスドームは必見です。その周りを飾る巨大なフレスコ画は四大陸を描いており、見る人を惹きつける迫力があります。
ドーム下の空間をぐるっと囲む円形の壁には階段が設置されていて、上へ登っていくとより間近でフレスコ画を見ることができますよ。
晴れた日にはガラスドームから差し込む光が館内に美しい影を作り出し、まるでアート作品のような幻想的な空間を演出します。天気や時間帯によってさまざまな美しさを見せてくれるのも魅力です。
3.安藤忠雄氏による革新的な建築設計


日本を代表する建築家・安藤忠雄氏が手がけた改装は、歴史ある円形建物の中に新しい円筒形の展示空間を配置するという革新的なデザインです。
歴史ある建物とむき出しのコンクリという現代的な資材の組み合わせがおもしろいですよね。実際に見てもまったく違和感がなく馴染んでいます。異素材の見事な調和は建築ファンにも必見のスポット。
また、ヴェネツィアにあるピノー氏の2つの美術館も、設計を担当したのは安藤氏です。
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4.16世紀から続く歴史ストーリー
ブルス・ドゥ・コメルスの建物の歴史は16世紀にまで遡ります。現在ブルス・ドゥ・コメルスが建っている場所には、16世紀、フランス王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシスの邸宅が立っていました。
邸宅は後に解体されますが、メディシス家の富を象徴した「メディシスの柱」と呼ばれる巨大な柱は現在も残っていて、美術館の南側に見ることができます。

邸宅解体後は18世紀に穀物取引所が建設されました。当時は珍しい円形の建物が話題になったそう。
美術館内の二重階段は穀物取引所時代からのもので、長い歴史を感じることができる貴重な遺産です。きれいに改装されたほかの部分と比べると、階段の床部分はでこぼこしていて長い間使用されてきたことがはっきりと分かります。
穀物取引所としての重要性が薄れていくと、1889年のパリ万博に向けて改装されることに。この改装でガラスドームが加えられ、ほぼ現在のような姿になりました。
パリ万博終了後には商品取引所(=ブルス・ドゥ・コメルス)へと役割を変え、そして現在、現代アート美術館として新たな歴史を刻んでいます。
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Klook.com- アドレス
- 2 Rue de Viarmes, 75001 Paris
- 営業時間
- 11:00〜19:00
- 夜間営業日
- 金曜日 21:00まで
- 無料夜間営業日
- 毎月第一土曜日 17:00〜21:00まで
- 定休日
- 火曜定休、5月1日
- 美術館入場料
- 15€
- 毎月第一土曜日17:00〜21:00のみ無料
- パリ・ミュージアムパスの利用
- 利用できません
- 公式サイト
- ブルス・ド・コメルス
- 最寄り駅
- ◇地下鉄1番線
- ルーヴル リヴォリ(Louvre – Rivoli)駅
- ◇地下鉄4番線
- レ アール(Les Halles)駅
- ◇地下鉄7・11・14番線
- シャトレ(Châtelet)駅
- ◇RER A線・B線・D線
- シャトレ レ アール(Châtelet – Les Halles)駅
ブルス・ド・コメルス ピノーコレクション / Bourse de Commerce – Pinault Collection







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